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奥さん M.Kさん 42歳 東京都出身
ご主人 M.Dさん 38歳 レンボンガン島出身
家族構成:夫婦、長女、次女
結婚歴:16年
バリ在住歴:10年
職業:旅行業、日本語授業補習校講師
「バリ(インドネシア)の人と結婚してバリに住むのはどうなんでしょう?」
一番言いたいことは、よく見て、よく考えて欲しいということです。
バリはいい、みんな優しいし、親切、面白い、物価が安いから日本円を持っていれば十分遊べる、
ビジネスだってできる、何より愛する人がいる!!・・・という安易な考えでは、後で絶対にがっかりするところです。
情熱なくして他国に住むことはできないと思いますが、情熱だけでは住めないということです。
情熱はすぐ冷めてしまうものだからです。住むと決めたら、いいとこも悪いこともひっくるめてバリを愛し、そこに
骨を埋めるつもりで。そのくらいの覚悟はして欲しいですね。
結婚生活って長い長いものです。観光リゾート気分じゃないんです。いい事ばかりじゃありません。
“好き。愛してる。死ぬまで君だけ。”という歯の浮くような愛の言葉に惑わされちゃいけません。
日本女性の場合、日本の男性がそれほどストレートに愛を表現しなので、驚きと感動を持って受け止めてしまい、
すべてを投げ出してしまっても構わないとまで思ってしまうのかもしれません。でも、ちょっと待って。
お互いの情熱が冷めてしまった時(冷めないと思いますか?)どうしますか?それでも、貴女はバリに居たいと思いますか?
ここは外国です。一番頼りにしていた愛する人が自分のそばにいなくなったら?その時貴女は日本に帰ろうと思いますか?
「ハイ、帰ります。」と答えた方、初めから日本にいる方が幸せかもしれませんよ。厳しい言い方かもしれませんが、
貴女を包んでくれる人が、二番目に日本に控えているならば(家族でも、親でも)辛くなったらそこへ逃げる・・・
いわばまだ恵まれています。だけど、その程度の覚悟ならこんなところにいなくてもいいんじゃないですか?
もちろん、愛する人と死ぬまで一緒に・・・というのが実現すればベストだし、それを大前提においてバリ人と結婚して
バリに住もうと思っているのでしょうが・・・でもね、現実ってそんなに甘くないです。日本じゃないんだから、
皆が皆、日本人と同じ考え方をすると思ったら大間違い!まず、常識や価値観が通じるかどうかというとそんなこと
ありません。日々、「嘘でしょう?冗談じゃないわ!」ということが起こります。では、「冗談じゃない」のもどはどこから
発生するか・・・・それは、『日本人の常識及び価値観』が基礎として私たちの頭に根付いているからです。
それにがんじがらめに縛られていると、バリでの生活は悲惨なものになりかねません。
そして、更に「嘘でしょ?冗談じゃないわ!」と貴女が言った時、貴女の愛する人は貴女の味方をしてくれると思いますか?
残念ながら返ってくる言葉は、さしずめ「ここは日本じゃないよ」でしょう。その時初めてズドーンと谷底へ落とされる
孤独感を覚えるのです。私の愛した人はこんな人じゃないはずだ!と思ったって、その時は遅いんですねぇ。
結婚してバリに住むなら、日本に常識や価値観を捨て、日本の家族や友人を捨て、インドネシア人になってインドネシアの
常識と、インドネシアの習慣や考え方にすっかり染まってしまっても構わないと思うくらい覚悟しておかないと、
辛い思いをするのは貴女自身です。
外国人をここで続けていくには、膨大なお金と労力を費やします。日本から持ってきたお金なんかいくらあっても
足りません。家族を大事にするここの文化の中では、貴女個人一人を守っていくわけにはいきません。大ファミリーの
中の無知無能な何もできない嫁(もう観光客扱いなんかされません)として存在し、家族が貴女をあてにできるのは、
お金を提供してくれることだけ。それなら、それで自分ができることを家族にしてあげるしかないです。
そうでなくたって足手まといなんだから。何もできないんだから仕方ない。「これは私が日本で稼いだ私のお金。
誰にも渡さない!」なんていう姿勢なら、すぐ村八分かブラックマジックにかかって原因不明の病気になるだけです。
でもね、バリはインドネシアの中でも特殊な文化と習慣を持つ小宇宙です。これに触れることができれば、底抜けに
興味深く死ぬまで学んでも学びきれない素晴らしいものが隠されているところです。私はバリが大好きだし、
ここにずっといたいと思っています。10年経った今だって面白くて仕方ありません。
どうか、今の情熱に振り回されることなく、じっくりと考えてみてほしい・・・そう、思います。
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