じゃかるた新聞の御好意により、同紙に掲載された本大会記事を転載します。
■当日の模様 ■チーム紹介:ジャカルタ スラバヤ バリ
チーム紹介・ジャカルタ

■JJCの底力期待(テニス)
 ジャカルタ代表のテニスチームは、三都市対抗戦を前に、ジャカルタ・ジャパン・クラブ(JJC)のメンバーを中心に、テニス仲間を広く集い結成された。谷川さんと松山さんは夫婦で参加する。
 ジャカルタ在住の邦人にはテニス愛好家が多く、JJCの数あるスポーツクラブの中でも、テニス部の活動は特に活発だ。
 成年男女・小中学生ダブルスのトーナメントを年二回開催。一九九八年のジャカルタ暴動で、一時、参加者は減少したが、昨年十一月の大会では、参加者が百人を超えた。
 キャプテンの河野隆志さんは、JJCテニス部の代表。女性選手は全員、先のJJCトーナメントの上位入賞者で、今大会でもかなりの活躍が期待される。
 ただし、男性チームには若干の不安が。
 河野さんは「だれもがテニスとゴルフを両立し練習は十分ですが、一番若い選手は四十一歳。バリ島の炎天下、連戦に耐えられるかどうか。女性陣が日頃の実力を出せるか、男性陣の体力が持つかがポイントとなりそうです」と話している。

■ビールで乾杯目指す(河野隆志・主将)
 予選を実施したわけではないので、ジャカルタ代表を名乗るのは心苦しいのですが、今回は参加できない多くのテニス仲間も応援してくれていますので、大会を盛り上げるためにも代表という名に恥じないよう頑張りたいと思います。
 交流・親善目的、第一回大会、団体戦、まったく初めての方との対戦、厳しい暑さなど、いろいろな条件の下での試合となりますが、せっかくの機会なので、けがをしないよう、とにかく楽しみたいと思います。勝っても負けても、表彰式&懇親会でおいしいビールで乾杯したいと思っています。そして、友好の輪が広がり第二回大会へつながることを希望しています。

■10年の歴史で団結(サッカー)
 一九九〇年、ジャカルタのトーメンの職場サッカーの選手たちが中心になって結成されたチームが、一九九三年にJJCにクラブ登録して、サッカー部が誕生した。
 部員は二十、三十代の選手を中心に、高校生のほか、四十、五十代のベテランも含め青年部が約三十人、少年部は百四十人。
 杉本主将のように、中学時代からのサッカー選手もいれば、少年部の監督を務める近藤さんのように社会人チームで活躍した選手もいる。
 十年の歴史があるので、チームの団結力は抜群。
 毎年九月から三月にかけて行われるジャカルタ国際フットボールリーグに参加。欧州勢を中心とする十数カ国のチームの中で、常に上位に属する。昨年九月からの前半戦の成績でも、暫定首位。
 アジア十三カ国の日本人駐在員チームが集まって行われた第六回ジャパン・アジア・カップでは、念願の初優勝を成し遂げた。
 勝負にかける選手たちの情熱は最高潮に達している。
 もちろん、クラブの目的は、みんなでサッカーを楽しみ、友情を深めること。 昨年のワールドカップの時は、近藤さんが指導する少年サッカー部員をレストランに集め、日本の対ロシア戦を集団で観戦した。
 練習の後、ジャカルタの飲み屋で、仲間とビールで乾杯するのも楽しい活動の一部だ。
 杉本主将は「経験、未経験にかかわらず、サッカーが好きな人の集まりです。毎週土曜日にスントゥールのサッカー場で練習しますので、いつでも参加できます」と呼びかけている。
 三都市対抗戦に向けての抱負を杉本主将に聞くと「もちろん優勝を狙います。せっかくの機会ですので、同じインドネシアに暮らすサッカー好きの方々との交流を深めたい」と語った。

記事・写真提供:じゃかるた新聞(http://www.jakartashimbun.com)

■当日の模様 ■チーム紹介:ジャカルタ スラバヤ バリ
チーム紹介・スラバヤ

■3男坊がデビュー(サッカー)
 在スラバヤ日本人サッカーチームは、三都市対抗戦を機に結成され、今大会が記念すべきデビュー戦となる。スラバヤ邦人サッカーの歴史は、二年ほど前、スラバヤの日本人同士の親睦を図るため、スラバヤ日本人学校の先生が作るサッカーチームに、父兄らのチームが試合を申し込んだのが始まり。その後も、数回にわたり、交流戦を行った。
 今大会に参加するため、これまで「宿命のライバル」だった先生チームと父兄チームが手を結んだ。今後は、東部ジャワ日本クラブのサッカー部として活動することも決まった。
 永井善一部長は「部員数は現在、十四人。この大会をきっかけに、部員数倍増をもくろんでいます」と語る。ぜひとも好成績を残して、地元の日本人社会にアピールしたいところ。
 メンバーの中には、日本人学校教諭の新坂靖典監督をはじめ、大学まで体育会に所属し、本格的にサッカーをしていた人が四人。ほかに、スラバヤにある西欧人チームに参加し、プレーしていたという人もいる。
 初戦を勝利で飾ることを目標にしているが、「ジャカルタ、バリの両チームとは、経験、実力とも、まだまだ大きな開きがあります。ただし、サッカー観戦が好きな人は多く、口では他の二都市にも負けません」と永井部長。スラバヤチームは、選手十三人と家族の応援団二十三人の、計三十六人がバリ入りし、全員一丸となって三都市対抗戦に挑む。
 参加チームの中では、第六回ジャパン・アジア・カップを制したジャカルタ・ジャパン・クラブ(JJC)チームの前評判が高いが、スラバヤチームのMF徳丸周志さんは、JJCサッカー部の前代表。「JJCの手の内は分かってますから。作戦は、本番まで秘密です」とニヤリ。
 徳丸さんは「ジャカルタ、バリに次ぐ三男坊の心意気を見せます。今大会をスターティングポイントとして、早く他の都市のチームに肩を並べられるよう、練習に励みます。来年の都市対抗戦では優勝しますよ。ゆくゆくは、スラバヤのサッカー部で少年部を作り、少年部の対抗戦もできるようにしたいですね」とやる気満々だ。

■親睦を深めたい(テニス)
 スラバヤで日本人が余暇に楽しむスポーツといえば、もっぱらゴルフ。在留邦人が約八百人と少ないこともあり、残念ながら、テニスで汗を流すのは少数派。健康管理を目的に、コーチを相手に、個人で練習をしている人が多いという。
 スラバヤ代表チームは、三都市対抗戦を前に、テニスをしているとのうわさを頼りに、声をかけ合って集まった人たちで結成した。
 代表の市川雄樹さんはテニス歴二十年のベテランだが、本格的な試合は初めてという人もいる。今大会の出場メンバーを中心に、今後はスラバヤでも、在留邦人のテニス仲間が集うことになりそうだ。
 市川代表は「寄せ集めのチームなので、レベルは、とてもご期待に沿えるものとは思いません。けがをしないでみなさんとテニスができ、夜の懇親会を含めて『ドロー』に持っていければ良しとしましょう」と語る。勝敗にはこだわらず、各都市の邦人と親睦を深めることが楽しみだという。とはいえ、未知数の部分が大きいだけに、他都市の主力選手からは「未知の強豪」との声も。思わぬ実力者が隠れている可能性もあるだけに各チームは油断できない。
 開催地のバリはスラバヤから近いため、週末は気軽にバリへ飛び、ゴルフやマリンスポーツを楽しむ邦人も多い。スラバヤ在留邦人にとってはなじみ深い土地だっただけに、爆弾テロ事件には大きなショックを受けたという。市川代表は「三都市の日本人がにぎやかに交流することで、少しでもバリが活気づけばいいですね」と話している。

記事・写真提供:じゃかるた新聞(http://www.jakartashimbun.com)

■当日の模様 ■チーム紹介:ジャカルタ スラバヤ バリ
チーム紹介・バリ

 爆弾テロ事件による沈滞ムードを乗り越えようと「がんばろう!バリ」キャンペーンを展開中のバリ日本人会(横川義康会長)が企画した第一回在インドネシア日本人会都市対抗テニス・サッカートーナメント大会(主催・バリ日本人会、共催・ジャカルタ・ジャパン・クラブ、東部ジャワ日本クラブ、後援・在インドネシア日本大使館、スラバヤ総領事館、スラバヤ総領事館デンパサール駐在官事務所、協賛・ホテル日航バリ、じゃかるた新聞)が、二十五日にバリ島で開かれる。ジャカルタ、スラバヤ、バリの日本人会が一つの行事を共催するのも、三都市に散在する日本人が一堂に会してスポーツ大会を開くのも、いずれも初めて。応援団も入れると二百人近い人たちが大会を盛り上げる。インドネシアの在留邦人史の中でも画期的な交流として期待される同大会を前に、参加チームの横顔を紹介する。

■開催地の意地に期待(サッカー)
 在バリ日本人サッカーチームの正式名称は、蹴球闘魂連合会(蹴闘会)。部員の九割が日本人会に所属している。ビジネスや旅行でバリを訪れる人が助っ人として参加することもある。
 部員数は二十一人で、中高生時代にサッカーを経験している人は八人。チーム結成後初めて、正式にサッカーを始めた人もおり、練習を重ねながら実力の向上を図っている。
 昨年二月に結成したばかりのフレッシュなチーム。旅行代理店の有志を中心としたサッカー大会を開催した際、「日本人チームを結成しよう」との提案があり、即席で編成されたのがきっかけ。
 当初はそのまま解散するつもりだったが、日韓共催のワールドカップに感化されたこともあり、サッカー熱冷めやらずに本格的に活動を開始したという。
 「平均年齢は三十代前半。ハードなスポーツのため、体力的に不安もありますが、チームワークでカバーします」と宇都克興監督。
 週に一度、フットサル形式で練習しており、月に一度の割合で、地元のバリ人チームと対戦。部員の大半が旅行業者であるため、日曜日に定期的に休みが取れない人も多く、ベストメンバーで試合に臨むのが難しいのが悩み。
 昨年の戦績は、二勝八敗と負けが先行しているが、都市対抗戦では「蹴球闘魂連合会」の名に恥じない気迫あふれるプレーで、飛躍のきっかけをつかむことが期待される。
 宇都さんは、大会に向けて「もちろん開催地として優勝を狙っています。とは言え、特にジャカルタチームは手強いと聞いています。わがチームの戦力が、どこまで通じるか、両地域の代表に、胸を借りるつもりで、頑張りたい」と話している。
 今大会には、バリ人チームも参加。全インドネシア日本人会連合チームとのエキシビジョンが予定されている。
 バリ人チームは、昨年二月の旅行代理店有志が企画したサッカー大会の優勝と準優勝チームが中心となったベストメンバーで結成された。選手の中には、インドネシアユースの元代表選手も。
 都市対抗戦の優勝チームの監督が「全日本」を率いることになっており、日イ対抗戦も熱戦となることが予想される。

■勝敗にはこだわらず(テニス)
 バリ日本人会テニス部は、一九九八年末ごろ結成。当初単身赴任だった現部長の斉藤輝久さんが、余暇でテニスをしようと知り合いに声をかけ、現テニス部事務局の福島正彦さんと定期的に練習を始め、やがてテニス部へと発展した。日航ホテルの立派な屋根付きコートをホームコートとして使用しており、テニス愛好家にはうらやましいばかりの環境だ。
 インドネシアで唯一、人気の女子プロ選手が競う大会が開催されているのがバリ。ファンが、サンチェスや浅越しのぶといった世界レベルの選手と、日本では考えられないほど気軽に交流できる魅力的な大会でもある。斉藤部長が「プロ選手のプレーを見ると、自分も上手になったような気がして、コートに飛び出すのは、昔から変わりません」と語るように、部員はバリならではのテニスライフを満喫している。
 メンバーには、テニス歴二十五年の斉藤部長をはじめ、テニスクラブに通い練習に励む人や、かつてコーチをしていたというかなりの実力者もいる。
 普段は試合をする機会が少ないそうだが、毎年、ヌサドゥア地区ロータリー・クラブ主催のテニス大会に有志が参加、福島さんと河野千年さんのペアが、アマ部門を制している。
 バリからは今大会に、二チームが参加。今回、都市対抗戦の話が持ち上がったことで、開催地の代表として、部員もますます練習に熱が入っている。
 斉藤部長は大会を前に、「上級者が掛け持ち出場はせず、あえて部員十六人全員が均等に参加します。ベストを尽くすが、勝敗にはこだわらず、各都市の代表との親睦をメインとしたい」と話している。

■バリを楽しんでください(斉藤輝久部長)
 バリでの悲惨な事件を契機にこのような大会が始まり、交流ができることは大変意義深いことだと思います。来年以降も継続して開催できれば、もっと素晴らしいですし、これを一つの目標として、普段の練習の励みにしたいと願っています。「継続は力なり」の精神で、ぜひ続けたいものです。ジャカルタ、スラバヤから来られる選手・応援のみなさん、大いに試合を楽しみ、そしてバリを楽しんでいってください。ささやかながら、お手伝いさせていただきます。


記事・写真提供:じゃかるた新聞(http://www.jakartashimbun.com)

■当日の模様 ■チーム紹介:ジャカルタ スラバヤ バリ


トップページへ戻る